ヒッチハイク

こんにちは、志織です

先日、大阪のパーティへ行く途中に起きた出来事です

予定より遅く家を出てしまって結構急いでいたものの、高速に乗る手前のコンビニで買い物をすることになりました。

私が先に店に入ってレジで精算が終わる頃、桑重先生が店に入ってきて「今、駐車場でヒッチハイクしてる人に声をかけられたんだけど」と一言。

 

え、ヒッチハイク?

 

桑「広島まで行きたいらしくて、僕らは大阪に行くって言ったら、それでもいいから乗せてくれないかって。どうする?」

どうするって…そんなこと急に言われても…

志「外国人?男の人?女の人?何人?」

桑「日本人の男の人1人」

う〜ん…

人助けはしたいけど、大丈夫かなぁ。。。

まさか海外ドラマみたいに、後ろからナイフ突きつけて強盗とかないよねなどと思い、どうしようか考えながら店の外に出たら、

桑「この人なんだけど」

 

え、もうご本人登場ですかっ!?

 

考える余地なしです(笑)

 

まぁ、その人を見てから決めようと薄々は思っていたので、私は瞬時に判断(笑)

私の第一印象では、大丈夫そうでした。

 

ま、いっか

 

そう思って、「良かったらどうぞ」と言ったところ、その人はものすごく喜んでくれて、何度もお礼とすみませんの繰り返し。

荷物を積んで出発し、車の中で自己紹介とヒッチハイクの経緯を聞いたのですが、なんとも気の毒なお話でした。

その人は「オガワさん」とおっしゃる方で、広島在住とのこと。

旅行で横浜まで行き、中華街でたくさん食べ過ぎてお腹を壊し、公衆トイレに行ったところ、トイレの中に財布と携帯を置き忘れてしまったのだそうです

5分後に気がついて取りに行ったら、時既に遅し、もう失くなっていたとか。

警察に相談したところ、今時の警察は電話は貸しても交通費は貸してくれないらしく、友人知人の連絡先を何とか思い出して、連絡して迎えに来てもらうか、自力でなんとかして帰ってくださいと言われたそうです。

お金を貸しても返さない人が多いらしく、警察も貸さなくなったらしいですが、それにしても冷たい話ですね

ほとんどの人が携帯やスマホを持っている今の時代、友人知人の電話番号なんて、記憶してませんよね…。

連絡したくても、覚えていない人は多いと思います。

私は自宅の番号と桑重先生の携帯番号は覚えていますが、教室の電話番号はかなり怪しいですし(笑)

そんなわけで、オガワさんは横浜から歩いたりヒッチハイクしたりでなんとか京都までたどり着いたらしいのですが、お財布を失くしたのが月曜日、私たちが出会ったのが土曜日で、6日間かかって京都までしか移動できていないのですから本当にオドロキです

ヒッチハイクってなかなか成功しないものなんですね。

オガワさんは月曜日から野宿、お風呂にも入っておらずゴハンも食べていない。たまーに親切なドライバーがコンビニのコーヒーと肉まんをご馳走してくれたことがあったりして、それでしのいでいたそうです。

しかも転職したところで、翌々日から新しい仕事の研修に入るので、なんとしてでも明日中に帰りたい!とのこと。

不運続きで気の毒に思いましたし、お腹が空いているだろうなと思ったのですが、私の手元には、みたらし団子とヨーグルトドリンクしか無い…

食べます?とお団子を差し出しましたが、オガワさんは恐縮して、「乗せていただけるだけで結構です。ありがとうございます」と丁寧にお断りされ、お金を貸してほしいと頼まれることもなく、大阪に着きました。

車を降りてからもオガワさんは何度もお礼を言い、私たちが車を走らせた後もずっと頭を下げておられました。

無事広島に帰れたら連絡したいので、連絡先を教えてほしいと言われ、桑重先生は名刺を渡したのですが、残念なことに、今日に至るまで連絡はありません

いくらなんでももう家に帰れただろうと思うのですが、う〜ん、忘れちゃったのかな。

無事着いたよーって、連絡がもらえたら嬉しいなと思います。

桑重先生は「探偵ナイトスクープに依頼出す?」と言っていますが(笑)、手がかり無さすぎですね。


“ヒッチハイク” への2件のフィードバック

  1. yamamu より:

    先生方、本当にお優しいと思います。
    冷たい私は、NGです。
    でも、本当に本当に!気をつけて下さいね。

    • kuwashige-dance より:

      yamamuさん、
      ブログに掲載する前に何人かに話したのですが、みんなに驚かれました(笑)
      「よう、乗せたなぁ」と。
      次に同じようなことがあったら、もっと慎重に対応しますね。

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